ヨーゼフ・ボイス生誕100 年/『対話と創造の森』誕生記念フォーラム 「精神というエネルギー|石・水・森・人」
2021
Joseph Beuys 100th Anniversary / Launch of “Forest for Dialogue and Creativity” “Energies as ‘Spirits’ – Stones, Water, Forest, Human”
2021
日時:2021 年11 月6 日(土) 10:00-17:00
会場:『対話と創造の森』(長野県茅野市)よりライブ配信 https://youtu.be/kONXFEkamlc
主催:一般社団法人 ダイアローグプレイス
ゲスト:石埜三千穂(諏訪信仰研究者・スワニミズム事務局長)、小松隆史(井戸尻考古館館長)
竹之内耕(糸魚川市立フォッサマグナミュージアム館長)、山川冬樹(アーティスト・パフォーマー)
共同ホスト:四方幸子、新野圭二郎
一般社団法人 ダイアローグプレイス(代表理事 新野圭二郎、東京都中央区日本橋大伝馬町15-3)は、人間と自然の関係性を見直すための、重層的な対話の場『対話と創造の森』を2021 年11 月6日に設立いたします。これを記念して、当日はオンラインにて『対話と創造の森』誕生記念フォーラム「精神というエネルギー|石・水・森・人」を開催いたします。本フォーラムは、公共創造家の新野圭二郎とキュレーターの四方幸子が、今年生誕100 年となるドイツのアーティスト、ヨーゼフ・ボイスによる「社会彫刻」の理念を21 世紀という時代にアップデートする可能性の場として、諏訪・八ヶ岳の自然や精神性を見つめることから構想されました。二人を共同ホストに、諏訪信仰研究者の石埜三千穂氏、井戸尻考古館館長の小松隆史氏をはじめ、糸魚川市立フォッサマグナミュージアム館長竹之内耕氏、アーティストでパフォーマーの山川冬樹氏と豪華ゲスト陣を迎え、約6時間にわたって『対話と創造の森』からライブ配信いたします。
『対話と創造の森』誕生記念フォーラム「精神というエネルギー|石・水・森・人」
*ライブ配信・参加無料(事前登録制)
2021年は、ドイツの芸術家ヨーゼフ・ボイス(1921-1986)の生誕100 年を迎えます。ボイスはかつて、彼が提唱した「社会彫刻」という理念が「21 世紀という環境が重視される時代において、ようやく身を結ぶだろう」と述べました。現在、私たちは地球規模でさまざまな問題に直面しています。気候変動、社会格差、そして新型コロナウイルスによる感染症…。それらは自然に加え、社会や精神における環境問題と言えるのではないでしょうか。近代的なシステムや人間中心主義を見直し、人と自然の関係を未来に向けて再創造することが、今まさに求められています。
「精神というエネルギー|石・水・森・人」は、一般社団法人ダイアローグプレイスが諏訪・八ヶ岳で発足するにあたって当地で初開催する、この地の基層に分け入っていくフォーラムです。諏訪は、中央構造線(東西)とフォッサマグナの糸魚川-静岡構造線(南北)の交差点に位置しています。東に広がる八ヶ岳は、火山による豊かな土壌や水、植生に恵まれています。両地域は、かつて縄文文化が花開き、現在もアニミズムが息づく芸術と精神の源です。ボイスの「社会彫刻」は、熱エネルギーを基盤とするものでした。『対話と創造の森』はまさに、火山熱に由来するエネルギーが物質となり、精神へと変容したかのようなエネルギーに満ちた場所です。本フォーラムは、この地特有の自然や人のエネルギーを広義の「精神」と見なし、その起源に寄り添いつつ、未来の地球や人類、そして人類以外の存在へ向けた対話を試みます。
フォーラムに先立ち、6 月から10 月に渡ってキュレーター四方幸子と公共創造家 新野圭二郎がホストとなり、諏訪・八ヶ岳の土地や歴史を各分野の専門家の方々をお招きし掘り下げるオンライントークを5回開催しました。このトークにご出演いただいた石埜・小松・竹之内各氏に、新たにアーティストの山川冬樹氏が加わり、本法人が拠点とする豊かな自然に囲まれた地に新たに開設した『対話と創造の森』を会場に重層的な対話の場を開きます。
[タイムテーブル]
10:00-10:25 ごあいさつ : 新野圭二郎、四方幸子
10:25-11:50 セッション1:小松隆史 × 竹之内耕、
13:00-14:30 セッション2:石埜三千穂×山川冬樹、
14:40-16:00 総合セッション:小松隆史、竹之内耕、石埜三千穂、山川冬樹
16:30-17:00 山川冬樹パフォーマンス@光の対話場(日の入り時刻:16:47)
アーカイブ映像撮影、編集:きたむらゆうじ(tentoten inc.)
配信:鈴木慶(NMCR)
*対話と創造の森:長野県茅野市の八ヶ岳山麓の御小屋山(おこやさん)に繋がる標高 1600m、約 1600 坪の森の中につくられた、原初の自然と対話のできる場所。8mの鏡が設置された「光の対話場」や磐座(いわくら)、ラボラトリー、野外キッチンスペースなどが含まれます。入会地(コモンズ)を現代に解釈した新たなコモンズを目指し、コモンズメンバーにより約1600 坪の森と施設は共同運営・利用され、食事会やアーティストによる滞在制作などを実施する予定です。
Date: November 6. 2021 10:00-17:00 (JST)
Venue: Live streaming from Forest for Dialogue and Creativity (Chino City, Nagano Prefecture)
Organizer: General Incorporated Association “ Dialogue Place”
Guests: Michiho Ishino (Researcher of Suwa Faith Researcher), Takashi Komatsu (Director of Idojiri Archaeological Museum, Fujimi-machi, Nagano Prefecture), Ko Takenouchhi (Director of Itoigawa Municipal Fossa Magura Museum), Fuyuki Yamakawa (Artist, Performer)
Hosts: Yukiko Shikata, Keijiro Niino (Representative Director of Dialogue Place