「三上晴子と 80 年代」展
2015
“Seiko Mikami and 80s” Exhibition
2015
2015 年10月2日-11月1日
会場:パラボリカ・ビス (浅草橋)
企画・キュレーション:今野裕一+四方幸子
主催:Seiko Mikami Project v.1実行委員会 (今野裕一/四方幸子/時里充/新妻葉子/馬定延/ミルキィ・イソベ)、パラボリカ・ビス
協力:多摩美術大学メディア芸術コース、P3 art and environment、株式会社レントゲンヴェルケ
2015年1月2日に急逝したアーティスト三上晴子(1961-2015)の、本人が長年封印していた80 年代の作品や資料を紹介する展覧会を同年秋に開催した。本展は、今後のアーカイブに向けて「Seiko Mikami Project v.1」と名付けられている。当時の作品やインスタレーションの一部、写真・映像、年表に加え、本展のために国内外から寄せられた三上を知る人々のコメント等で構成、また会期中には、1980年代の彼女を知る人々を招いたトークや三上を知る若手アーティストや元学生によるライブを開催。会期中、当時の三上を知る人、作品や資料を持つ人々から連絡が入り、貴重な資料が寄せられ、展示物が次第に増えていった。本展を機に、三上のそれぞれの時代を知る人々が世代を超えて出会い対話が行われた。事後に刊行を目指していたカタログは、残念ながら出ていない。その後多摩美術大学のアーカイブセンターで三上の資料が保管されることになり、また2000年代以降山口情報芸術センター[YCAM]で委嘱制作された作品は、同センターが管理をしている。
——————————————————————————————————————————
*プレスリリースより
「三上晴子と1980年代」展
今年初頭に急逝したアーティスト三上晴子(1961-2015)の 80 年代の活動の軌跡、作品や資料の保存、 そして現在から未来に広く伝えていくためのアーカイブを作る準備となる展覧会を開催します。
本展では、一般的に“メディア”アーティストとして知られる三上晴子の活動の初期となる 80 年代の仕事 を紹介いたします。三上は、83 年頃より都市機能の中に身体や神経系や脳を重ね合わせ、鉄やコンピュ ータの基盤、コード類など都市から排出された廃棄物を用いた作品を制作、廃屋など特殊な場所での大 規模なインスタレーションで注目を集めました。92 年に渡米しコンピュータ科学を学ぶなか、非物質的 な情報と身体の関係へと作品が移行、80 年代の作品を封印するに至りました。
本展では、現存する数少ない作品やインスタレーションの一部、当時撮影された記録写真・映像、今回 の為に関係者から集めたコメントなどで、“三上晴子”のアーティストとしての形成をたどるとともに、 80 年代という時代にも 焦点をあてます。会期中には当時の彼女の知人や関係者を中心としたトークや ライブを開催、同時にさらなる関係者の発掘も行ないます。
三上や三上作品、80 年代のアートや文化の情報を集積、議論する契機となり、今後継続的な資料の保 存・研究・展覧会などが行なわれるプラットフォームとなることも目指しています。
[概要]
タイトル:Seiko Mikami Project v.1 「三上晴子と 80 年代」
会期:2015 年 10 月 2 日[金]~26 日[月]月~金/13:00~20:00 土日祝/12:00~19:00 *10 月 21 日(日)、23 日(金)は資料室を close します。
会場:parabolica-bis [パラボリカ・ビス] 東京都台東区柳橋 2-18-11 http://www.yaso- peyotl.com
TEL:03-5835-1180
入場料:500 円
企画・キュレーション:今野裕一+四方幸子
主催:Seiko Mikami Project v.1 実行委員会 (今野裕一、四方幸子、時里充、新妻葉子、 馬定延)
[展覧会]
■作品展示
出品作品(予定)
《Iron Plant》(1984-1985)、《Dead Micky》(1987)、《Bio Chips》(1988-1991)、 《Information Weapon》(1990)他
press release
■資料展示
・三上晴子の 80 年代の活動歴と 80 年代年表の掲示 ・三上晴子と関わりがあった方々からのコメント ・展覧会写真、記録映像、TV 映像の上映
[イべント]
●10/02[金]19:00〜 オープニングパーティ+80年代の三上関係者によるトーク、ライブ
●10/04[日]20:00頃〜 トーク/飴屋法水(演出家、美術家)
●10/10[土]17:00〜 トーク/椹木野衣(美術評論家)×山川冬樹(ホーメイ歌手・美術家)
●10/12[月・祝]19:00〜 トーク/山形浩生(評論家)
●10/16[金]19:00〜 トーク/嘉藤笑子(Art Autonomy Networkディレクター)×常葉のゆり(コーディネーター)
●10/24[土]19:00〜 ライブ/山川冬樹(ホーメイ歌手・美術家)*終演後トークあり
●10/17[土]19:00〜 トーク/都築響一(編集者)
●10/25[日]
15:00〜18:00 トーク/高祖岩三郎(批評家・翻訳家)、池内務(レントゲンヴェルケ代表)、芹沢高志(P3 art and environment 統括ディレクター)、今野裕一(夜想編集長)
18:00〜 クロージングパーティ/ライブ:谷口暁彦、大西義人、加治洋紀(ひつじ)
*多大なご協力を賜りました下記の諸機関や個人の方々に感謝の意を表します(敬称略・順不同)。
三上洋右、飴屋法水、池内務、椹木野衣、嘉藤笑子、芹沢高志、都築響一、常葉のゆり、山川冬樹、山形浩生、谷口暁彦、加治洋紀 、猪瀬光、岡野昌代、坂本龍一、畠山直哉、ハナブサ・リュウ、原田大二郎、沖啓介、高祖岩三郎、北見和義、Mark PAULINE(マーク・ポーリン)、F.M.EINHEIT(F.M.アインハイト)、Kit Blake(キット・ブレイク)、Ingo GÜNTHER(インゴ・ギユンター)、Richard LONGO(リチャード・ロンゴ)、Stuart ARGABRIGHT(ステュワート・アーガブライト)、多摩美術大学メディア芸術コース、、P3 art and environment、株式会社レントゲンヴェルケ、ステュディオ・パラボリカ
(in preparation)