メイン・ビジュアル
PROTOCOLLISION(2000)

Main Visual
PROTOCOLLISION(2000)

折りたたみカード(外側)
PROTOCOLLISION(2000)
*人形は台ごと切り抜きスタンド可能

Folding card (outside)
PROTOCOLLISION(2000)
*Dutch Girl + Sumo Wrestler are cult out to be a standing figure

折りたたみカード(内側)
PROTOCOLLISION(2000)
*人形は台ごと切り抜きスタンド可能

Folding card (inside)
PROTOCOLLISION(2000)
*Dutch Girl + Sumo Wrestler are cult out to be a standing figure

PROTOCOLLISION(プロトコリジョン) - 日蘭のアーティストによるWWW上の実験的プロジェクト (画像追加予定)

2000

PROTOCOLLISION - Experiments on WWW by Japanese and Dutch artists (Pics. to be added)

2000

2000年11月1日-12月31日
www.protocollision.org

主催:CELL - Initiators of Incidents(ロッテルダム)、PROTOCOLLISION実行委員会(東京)
助成・協力(オランダ):モンドリアン財団、ロッテルダム・アート・カウンシル、ホームコピー財団、ルナ・インターネット、V2_オーガニゼーション
助成・協力(日本):株式会社資生堂、デジタルハリウッド、command N、オランダ大使館

*日蘭国交400年記念事業、企業メセナ協議会認定事業

オランダ側キュレーション: CELL - Initiators of Incidents -(ロッテルダム)
日本側キュレーション:阿部一直、四方幸子

ウェブマスター:Squint

前林明次、doubleNegatives、エキソニモ、岩崎マミ、木村友紀、ダニエル・ローデンブルグ、D.U.M.B.、ガブリエレ・マルクス&シュテファン・クンツマン、JODI、0010


PROTOCOLLISIONは、日本とオランダのウェブアーティストやキュレーター、プログラマー、理論家、そして人々の参加を誘発するオンライン上の実験的「ワーク・イン・プログレス」プロジェクトとして構想された。タイトルは「PROTOCOL(プロトコル)」+「COLLISION(衝突)」の造語。ウェブサイトは会期中、常に変化を続けた。
Squintがベーシック・サイトのデータベースを担当、作品が増加するにつれ、データは層を増していった。当初アーティストはそれぞれ自律的なウェブサイトから開始する。各サイトは、ウェブというメディアの可能性/不可能性を様々なアングルから探求するもので、それは言語(ジェネレーター)やデータベース、サーチエンジンの論理/非論理、ビジュアル・コミュニケーションの手段としてのインターフェイスやプログラムとしてのサウンドなどまで及ぶ。
ベーシック・サイトに加え、参加者同士がコラボレーションをするスペースを設け、リンク、コピー、相互の作品への介入などが行われた:プロトコルが拮抗し、コリジョン(衝突)が不可避になるなど。デイヴィッド・ディヒーリ、上田麻希(現 Maki Ueda)、内田まほろ(いずれも日本)を始め、プログラマー、文化思想家、インターネット批評家などが展開を見守るために招聘され、テキストも寄稿された。本プロジェクトでまた、日本とオランダという異なる歴史文化的背景をもつアーティストたちの類似や差異、21世紀に入り広範囲に普及しつつあったインターネットというグローバル・メディアの使用における類似や差異(〜コリジョン)が検討された。会期中にはロッテルダム、パリ、東京でイベントも開催された。


[イベント]

ロッテルダム:
2000年11月16日 16:00 - 18:00
トークイベント
出演:四方幸子、ヘンク・オウスターリング (proviso)、前林明次、木村友紀、オランダ側アーティスト、モデレーター:タニャ・デン・ブルーダー
会場: Zaal de Unie
*オランダ電子芸術フェスティバル「DEAF_00」枠

パリ:
2000年12月9日 15:00 - 15:30
トークイベント
出演:Squint
会場:Forum des imageson
*ISEA (the Inter-Society for the Electronic Arts) 2000枠

東京:
2000年12月7日 19:00-21:00
イベント&プレゼテーションjam: “PROTOCOLLISIONed?”
参加者:doubleNegatives、岩崎マミ、エキソニモ、木村友紀、前林明次(アーティスト)/北沢純、中島淑恵、dextro(コラボレーター)/阿部一直、四方幸子(キュレーター)、上田麻希、内田まほろ、デヴィッド・ディヒーリ(レスポンデント)
会場:デジタルハリウッド(東京・神田駿河台)
主催:PROTOCOLLISION実行委員会
協力:デジタルハリウッド
プレゼンテーション&ディスカッション&スペシャル・パフォーマンス

東京:
2000年12月22日
「PROTOCOLLISION at <与平の家>」(オンライン・イベント)
会場:与平の家(大井町)
協力:内田まほろ、神戸家(会場提供)
大井町の旧日本家屋で開催される「与平の家プロジェクト」関連企画。
日本側アーティスト、レスポンデント、キュレーター参加
http://www.pp.iij4u.or.jp/~yoheiproo

***

*当時のプレスリリースより

「PROTOCOLLISION」は、"ワーク・イン・プログレス"のサイトです。
このために特別に設けられたサイト www.protocollision.org が2ヵ月の間、常に発展を続けるからです。日蘭のアーティストにより作られる個人サイト/共同サイトと、キュレーター、プログラマー、評論家、また一般のユーザーなどからそこに寄せられるテキストで構成されています。

このサイトは、Squintというプログラマー兼アーティストによって構築されており、それぞれの参加者の作品があるだけでなく、全体を一つのデータベースとみなすことができます。サイト全体をハイパーテキスト的に見ることができるだけでなく、互いに影響・介入を起こすことができる構造になっています。作品が発展するに従い、サイトも層を重ね成長していくのです。

まず参加アーティストらが作品としてのウェブサイトを制作していきます。論理的/非論理的な検索エンジン。インターフェイスとしての音。あるいは、視覚情報をコミュニケーション手段としたプログラム...。これらのサイトは、このメディアの可能性あるいは限界を、あらゆる視点から探っていくものです。

日蘭両国の参加によって、サイトやその制作過程の文化的差異が浮上しています。世界を繋げる目的で出現したこのようなメディアにおいて、文化的差異はどのようにあらわれるのでしょう。

これらベースとなるコンテンツに加え、両国の参加者同士がコラボレーションするためのスペースが設けられます。相互にリンク、引用、あるいは介入する、「プロトコル」(コンピュータの相互認識のための情報)が行き交い、それにより「コリジョン(衝突)」が強いられる場所です。

サイトの発展を見守り、コメントを寄せる応答委員「レスポンデント」が日蘭両国から招かれています。デイヴィッド:ディヒーリ、ヘンク・オウスターリング、上田麻希、内田まほろなどです。またこのサイトへの訪問者誰もが、コメントを述べる権利を持っています。

「PROTOCOLLISION」は、ネットという新しい流動的なトラフィックにおいて、多様な作品を実験的に展開するだけでなく、ネット空間を新たな公共空間ととらえ、その可能性を広く実践的に問いかけるものです。


November 1 - December 31, 2000
www.protocollision.org

Organizer: CELL - Initiators of Incidents (Rotterdam) - collaborates with Kazunao Abe & Yukiko Shikata

Selection of Japanese artists: Kazunao Abe & Yukiko Shikata (Tokyo, Japan)
Selection of Dutch artists: CELL - Initiators of Incidents - (Rotterdam)

Akitsugu Maebayashi, doubleNegatives, exonemo, Mami Iwasaki, Yuki Kimura  (JP)
Daniel Rodenburg, D.U.M.B., Gabrielle Marks & Stefan Kunzmann, JODI, 0010  (NL)
Webmasters: Squint

PROTOCOLLISION can be described as a "work in progress" by Japanese and Dutch webartists, curators, programmers and theoreticians and public. During two months, the website www.protocollision.org - which is created especially for this occasion - will constantly change and expanded with individual and collective sites and textual contributions.

Squint is responsible for the basic site in the form of a database, becoming more layered as the number of works increase. Initially the participating artists will develop autonomous websites. These are sites that explore the (im)possibilities of the medium from various angles, such as: the working of language(generators) and databases, the (il)logic of searchengines, sound as an interface and programs as a means of visual communication.

Because the contributions are both Japanese and Dutch it is especially interesting to view the possible similarities and differences in the methods of working and the results of the works: are cultural differences erased when making use of such a globally orientated medium or do they reappear instead?

In addition to these basic sites there is space for collaboration between the participants; for linking, copying and interfering with each other 's works: these are the locations where protocols are traversed, where a collision is forced.  Various respondents have been invited, a/o David d'Heilly, Henk Oosterling, Maki Ueda, Maholo Uchida, - from programmer and cultural-philosopher to internet-critic -  to follow the developments and contribute textual donations.

Naturally the public also has the opportunity to respond! As of November 1st the entire site will be globally accessible to anyone with an internet-connection. The various participants will by then have laid a foundation. These works-in-progress will continue to develop in the ensuing two months; the faithful follower of PROTOCOLLISION can check on changes daily.

Additionally, three meetings will be dedicated to PROTOCOLLISION, in Tokyo, Rotterdam and Paris, where the participants and other guests offer presentations. Anyone who is interested will have the opportunity to ask questions and exchange ideas and experiences on the project PROTOCOLLISION. 


[Event]

Rotterdam:
November 16, 2000 16:00 - 18:00
Talk Event
Speakers: Yukiko Shikata & Henk Oosterling (proviso), moderator: Tanja den Broeder
Venue: Zaal de Unie
*on the invitation of the Dutch Electronic Art Festival (DEAF_00)

Paris:
December 9, 2000 15:00 -15:30
Talk Event
Speaker: Squint
Venue: Forum des images
*on the invitation of the Inter-Society for the Electronic Arts (ISEA2000).

Tokyo:
November, 2000
Lecture: “PROTOCOLLISIONed?”
Speaker: Yukiko Shikata
Venue: Digital Hollywood (Ochanomizu, Tokyo)

Tokyo:
December, 2000
Exhibition&Talk&Live Event“PROTOCOLLISION @ Yohei-no-ie”
Venue: “Yohei-no-ie” (Oimachi, Tokyo)
Participants: Japanese artists of PROTOCOLLISION
Cooperation: Mahalo Uchida, Kanbe family

▶ PROTOCOLLISIONプレスリリース(英語) ▶ PROTOCOLLISION Press Release
© 2020 yukiko shikata All Rights Reserved